東ソー・ファインケム株式会社
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鈴木章先生ご来社とノーベル賞受賞記念講演会

日時 : 2012年2月20日
場所 : 化学会館(東京都千代田区神田駿河台)

 当社社員を代表者とする東ソーグループ各社(東ソー・ファインケム梶A東ソー有機化学梶A東ソー梶jの研究者5名が、2011年度の「有機合成化学協会賞(技術的なもの)」を受賞しました。
 有機合成化学協会賞(技術的なもの)は、公益社団法人有機合成化学協会が毎年、有機合成化学関連産業分野に革新的な影響を及ぼす研究成果をあげた個人(共同研究者との連名を含む)に授与するもので、今年度の2件の表彰の中の1件に選ばれました。

 今回の受賞内容は「効率的クロスカップリング反応の開発と工業化」であり、東ソーが開発し工業化に成功した幾つかのクロスカップリング技術とその実用化が受賞対象となりました。
 一つ目は、「アリールアミノ化反応技術の開発」であり、次世代ディスプレイとして注目される有機ELディスプレイを構成する有機材料であるトリアリールアミン類の工業的かつ効率的な製造を可能にしました。また、新しいクロスカップリング触媒であるPd/P(t-Bu)3を見出し、学術研究分野へも多大な影響を及ぼしました。
 二つ目は、「鈴木-宮浦カップリング反応の技術の開発」であり、昨年度ノーベル化学賞を受賞した鈴木章先生(北海道大学名誉教授)らによって見出された鈴木-宮浦カップリング反応において、Ni触媒を利用した反応の工業化に成功しました。
 三つ目は、「熊田-玉尾カップリング反応技術の開発」であり、このタイプのクロスカップリング反応において世界で始めてFe触媒が利用可能であることを見出しました。
 さらに、これら3つのクロスカップリング技術は、いずれも塩化物原料に対しても活性であるという特徴を有し、種類が豊富で安価な塩化物原料が利用可能となったことで、より多くの新しい有機化合物を工業的に製造できる可能性を広げました。また、前記反応において高活性な触媒を開発してその使用量を減らしたことや、安価かつ反応後に除去しやすい触媒を開発したことなどにより、製品の工業化におけるコストダウンを可能とした他、製品中への触媒の混入の問題を解決することにも成功しました。
  これらの開発技術はいずれも、当社及び当社グループにおいて、多種の有機ファイン製品(ディスプレイ材料、レジスト材料、医薬中間体)の製造技術として実用化されており、これらが今回の受賞につながったものと考えております。
  今回の受賞者は以下の通りです。江口久雄(当社事業企画室長)、共同研究者:鯉江泰行(東ソー梶j、西山正一(東ソー梶j、石川真一(東ソー梶j、曽我真一(東ソー有機化学梶j。


緊張した面持ちの東ソーグループの研究者



表彰状を授与される当社の江口


表彰式の様子

 

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